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【2024/04/27 02:32 】 |
読売新聞 「建築確認不十分で静岡市に賠償命令 地裁判決」

www.amazon.co.jp から引用
※ 読売新聞 2012年12月8日※ 朝日新聞 2007年4月25日
静岡市駿河区の分譲マンションが耐震強度不足で解体を余儀なくされたのは、構造計算が不完全だった上、建築確認が不十分だったためとして、建築主の「ザ・トーカイ」(静岡市葵区)が設計会社や静岡市などに約10億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2012年12月7日、静岡地裁であった。
足立哲裁判長は、静岡市などを除く5被告に計約9億6000万円の支払いを命じた。静岡市に対しては「建築確認制度は、建築士に対する信頼を前提としている」として、このうち約6億7000万円を5被告と連帯して支払うよう命じた。
判決によると、設計会社は下請け業者が作成した、耐震基準の計算が完了しないままの構造計算書を静岡市に提出。市は計算書の最終ページがないことに気づき、追加を求めたが、計算過程と結論に食い違いがあることには気づかず、確認済証を交付した。
マンションは鉄筋コンクリート10階建て(全36戸)で、2003年に完成した。強度不足が判明し、2008年10月に解体が完了した。



※ 国土交通省 2007年4月24日

既存分譲マンション等の耐震性のサンプル調査の調査状況について

国土交通省では、平成18年2月13日以降、全国の特定行政庁における建築確認台帳等に基づき、既存分譲マンション等を約400物件(389物件)抽出し、構造計算書の再計算を行うサンプル調査を行っていますが、今般、静岡市より、構造計算書の誤り等及び耐震性の不足があったとの報告がありましたので別紙のとおりお知らせいたします。
なお、本物件の(有)月岡彰構造研究所の関与した物件については、今後、中高層共同住宅を中心にサンプル調査を行うよう関係行政庁に依頼することとしております。


静岡市駿河区の分譲マンションの耐震強度不足問題で静岡県は2007年05月17日、同マンションの構造設計を担当した月岡彰構造研究所(同区)が設計に関与した類似物件と学校の38棟を対象に、構造計算などの違反事実の有無を調査することを決めた。県によると、調査は2~3ヶ月かかる見通し。
県は平成9年度から18年度までの10年間に県内外で建築確認された地上5階以上の共同住宅と旅館・ホテル、私立学校(階数問わず)の計65棟を類似物件にリストアップした。このうち、階数や規模などを勘案して22棟をサンプル調査の対象として抽出したほか、これとは別に、同研究所が設計にかかわった県内の公立学校8棟とサンプル調査の対象以外の私立学校8棟も調査することにした。県は同日、類似物件とサンプル調査物件のリストを国に提出し、物件のある自治体に情報提供した。
県は3月上旬と4月下旬に実施した同研究所への立ち入り検査で、同研究所がかかわった物件について聞き取り調査などを行い、リストの作成を進めていた。県建築安全推進室によると、聞き取り調査や営業用帳簿などの洗い出しの結果、同研究所が10年間に設計を手掛けた物件は700~800棟に上ったという。県はこのうち、公民館など県内の公共建築物についても洗い出しを進め、すべて点検する方針。
また、県は同日までに、問題のマンションの設計に関与した同研究所とサン設計事務所(同区)が9年以降にかかわった県営大岩団地(同市葵区)など県有施設4棟について、点検の結果、問題がないことを確認した。
(静岡新聞 2007年05月18日)
静岡市駿河区の分譲マンションの耐震強度不足問題で、建築主のTOKAI(静岡市葵区)が、設計業者や建築確認をした静岡市などを相手に約8億5680万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が2008年3月18日、静岡地裁(宮岡章裁判長)であった。
被告は静岡市のほか、設計者の「サン設計事務所」(静岡市駿河区)、構造計算をした「月岡彰構造研究所」(同)、施工者の三井住友建設(東京都新宿区)と建築士ら4人。市とサン、月岡は争う姿勢を示した。三井住友建設は取材に対し「係争中なので答えられない」とした。
訴状によると、TOKAIは2001年12月にサンにマンション設計を委託。サンはTOKAIに無断で構造計算を月岡に下請け発注した。月岡は期限に間に合わなかったため、強度不足を認識しながら誤った計算書を作成。計算結果を示す最終ページだけを修正し、市に提出した。
市は計算書の内容と最終ページの数値が一致しないことに気付かず、2002年5月に建築確認をした。三井住友建設は、設計図の誤りに気づかずにマンションを建て、2003年3月に引き渡した。これらの関係者のミスにより、TOKAIは強度不足が発覚後、マンションの買い取り、解体を迫られ、多額の被害を受けたとしている。
市とサン、月岡の3者は答弁書で損害額について争うとした。また市は「当時の担当者は法律上必要な計算、検討を確認しており、職務上の義務を果たしていた」と主張し、責任を全面的に否定した。三井住友建設は答弁書の内容を明らかにしなかった。
(中日新聞 2008年3月19日)
[建築主]ザ・トーカイ
[設計者]株式会社サン設計事務所 杉山 廣
(構造設計は、有限会社月岡彰構造研究所)
[施工者]三井住友建設
[名  称]エストメール静岡石田
[所在地]静岡市駿河区石田1丁目24
(住居表示は、静岡市駿河区石田1丁目1)
[構造・規模]鉄筋コンクリート造 地上10階
[敷地面積]943.94m2
[建築面積]444.70m2
[延床面積]3,518.94m2
[戸  数]36戸
[用  途]共同住宅
[確認機関]静岡市建築主事 望月 一郎
[構造耐力検証値]0.68
この事件について、資料等により調査のうえ、後日ご報告したいと思います。




読売新聞
「建築確認不十分で静岡市に賠償命令 地裁判決」
→こちらのサイト、
日経BP社 ケンプラッツ
「建築確認不十分で耐震強度不足、静岡市に賠償命令」
ケンプラッツ→こちらのサイト、
マンション管理組合つれづれblog
「マンション耐震訴訟 静岡市にも賠償命令 静岡地裁」
マンション管理組合つれづれblog→こちらのサイト、
日経BP社 ケンプラッツ
「【トラブル】月岡彰構造研究所が構造設計を手がけたマンションの調査開始、国交省」
ケンプラッツ→こちらのサイト、
47NEWS
「販売会社が全戸買い取りも 静岡の強度不足マンション」
47NEWS(よんななニュース):47都道府県52参加新聞社と共同通信のニュース・情報・速報を束ねた総合サイト→こちらのサイト、
株式会社ザ・トーカイ
「訴訟の提起に関するお知らせ」
→こちらのサイト、
株式会社TOKAI ホールディングス
「訴訟の判決及び控訴に関するお知らせ」
→こちらのサイトをご覧ください。

朝日新聞
「耐震強度不足マンション、14億円の賠償命令 横浜地裁」
→こちらの記事、
朝日新聞
「耐震偽装の賠償 設計事務所側も」
→こちらの記事、
朝日新聞
「都市計画図誤記 区に賠償を命令 墨田、マンション断念」
→こちらの記事、
民間の確認検査員は行政の建築主事と同じ公益性→こちらの記事をご参照ください。

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【2012/12/08 00:00 】 | 建築物事故/災害情報
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